お盆飾りのほおずきの飾り方とは?飾る意味にも納得!

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そろそろお盆。

きゅうりの馬やなすの牛を作る精霊馬セットが売られていましたが、ほおずきもセットに入っていました。

私は今までほおずきをお盆に用意したことがなかったので、ちょっとびっくり。

お盆飾りのほおずきってどんな意味があるのでしょうか?
そしてこのほおずき、どうやって飾ったらいいの?

昨年はきゅうりやなすのお盆飾り・精霊馬を作り、上手く割り箸が挿せずに四苦八苦。
普通に何本入りで売っているきゅうりやなすを使ったため、細くて難しかったですが、おかげで何本か失敗できました(笑)

今年はスーパーで、立派なきゅうりとなす、そしてほおずきと棒が入ったセットを発見!これで作ろうということになりました。

一緒にほおずきが入っていたことに、私も家族もちょっとびっくり。

今まで「迎え火」のお盆飾りには、精霊馬のきゅうりとなすしか用意していなかったからです。(他に購入してあるお供えのセットの中には入っているのかもしれないけど!)

お盆飾りのほおずきの意味とは?

きゅうりの馬と、なすの牛は精霊馬と呼ばれ、ご先祖様の行き帰りの乗り物になると言われていますよね。

そこにほおずきがあるというのは、灯りということだね、とセットのほおずきを見たときに考えました。

この考え方は正しく、ほおずきは提灯の代わりとして使われるそうです。

ほおずきは代表的な盆花です。

盆花は盆棚にそなえる花のことですが、花は精霊やご先祖様が憑依するとされています。
地域によって様々ですが、

キキョウ、ヤマナデシコ、ヤマユリ、ミソハギ、ホオズキ、オミナエシ

といったものが代表的だそう。

そしてほおずきは「鬼灯」とも書くように、灯りとしての意味があって使われているのです。

ご先祖様を迎え入れる際には、墓地からだんだんと盆提灯や高灯籠、おがらやカンバの煙を使って家まで誘導します。

そして家の中では、最後の灯り…小さな提灯が仏壇を飾っていますが、これが鬼灯ということなのだそうですね。

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ほおずきの飾り方とは?

さて、そんな提灯の役割を担うお盆飾りのほおずきはどう飾れば良いのでしょうか?

例を見てみると、提灯ということで吊るすというのがいいようです。

盆棚(精霊棚)の例 仏壇の例

ほおずきの飾り方

大体このような感じですね。

縄は支柱に一周させて、結界の意味があるそうですが、最近では簡略化し前面だけというのも多いと言います。

縄付きのほおずきも売っていますよ。

今回私が購入したセットはほおずき1個でしたが、そのまま精霊馬たちと一緒に置いておけば良いのだと思います。オーナメント風にして吊るしてみてもいいですね。

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ちなみに、お盆では”なす”や”きゅうり”を使いますよね。それらの向きについても紹介していますのでどうぞ。

お盆飾りのほおずきの飾り方とは?飾る意味にも納得!

まとめ

お盆飾りのほおずきの意味って?
―ご先祖様を誘導する提灯の役割を果たす盆花です。

お盆飾りのほおずきの飾り方って?
―提灯らしく盆棚や仏壇に吊るしましょう。

余談。

「鬼灯の冷徹」という漫画があります。
主人公が“鬼灯”、メインの登場人物に“茄子”と“唐瓜(きゅうりのこと)”がいます。
今回の件で、名前にそういうつながりがあったんだな~とひっそり納得致しました。